今回の公開例会では、株式会社ヨンマルサン 代表取締役の岩本政一（いわもとまさかず）氏から、実体験に基づく経営哲学を伺い、大変学びの多い時間となりました。

岩本氏は1992年、奥様の実家がある山梨県富士吉田市で「ヨンマルサン」を創業。当初は10坪ほどの小さな店舗で、自らアイロンがけをするところからスタートされたとのことです。創業当初の厳しい状況の中でも、稲盛塾長の「売上を最大限に、使う経費は最小限に」というシンプルな経営の本質を実践し、着実に企業を成長させてこられました。

特に印象に残ったのは、2006年の塾長例会で「従業員がついてこない」との悩みを率直に相談されたエピソードです。「従業員のことを一番に考える」という塾長の言葉を受け、従業員の自主性を高め、ボトムアップで改善が進む職場づくりを実現されたお話は、多くの経営者にとって貴重な示唆となるものでした。

岩本氏の誰にも負けない努力と実直な姿勢は、私自身も日々の行動に反映させたいと感じました。塾長の教えを信じ、ど真剣に実践し続けることが、企業の成長と自身の成長に繋がることを改めて学んだひとときでした。